色あわせ、微妙な時代。 |
くもり 昼過ぎから小雨(国立では小雪だったそう)
私は、フリーランスで家づくり・インテリアコーディネートの仕事をしています。
今日は、インテリア建材を選びにお客様とショールームへ。
お客様のお好みの部屋のイメージは、ダークで「落ち着いた」雰囲気。
その雰囲気を一番作り出せそうな、床材、部屋の扉の色、デザインを選びます。
実際に物を確認します。
床・ドア(建具といいます)を扱うメーカー・商社は、数ありますが、
色デザインだけでなく、
予算・アフターメンテナンスもしっかりしたところをご紹介。
立ててある2枚は、ドアの色見本。
下に置いてあるのは、床(フローリング)の見本。
*ドアなどタテ方向で使うものは、立てて色をみます。
水平に置くと色が違って見えますので、注意。
この色の床材があるといいのですが・・。
今、床材(フローリング)のデザイン傾向は、個性のある木目柄が多いです。
昔のように、べたな濃い色の床材はなくなってきました。
この写真のような床材は、ダークで「落ち着いた」というより、
ダークで「モダンな」感じによく合います。
カフェ風な、ビンテージ風な、シャビー(使い込んだ風な)な、感じです。
昔のクラッシックな雰囲気が好きな方には、
物選びが、難しい時代になってきました。
左側の床材は、木目の濃い部分が、ドア材の色とつながります。
右側の床材は、ドア材の色をうんと明るくした色合いです。
いずれにしても、これから、
壁の色・家具・カーテンの生地(ファブリックといいます)等の色、
照明の計画で、
落ち着いた雰囲気を作っていきます。
*家づくりコーディネーター オクダナオミへのお問い合わせは、
「非公開コメントで、お名前・連絡先のメールをお知らせ下さい。」
折り返し、ご連絡いたします。
*ちなみに、昔は、本当の木を薄くスライスしたものを、
貼ったもので、ドアやフローリングができていました。
10年ぐらい前から、木目のプリントを貼ったものが
主流になってきました。
特に3~4年前から、個性的な木目をよりリアルにプリントしたものが
商品化されてきました。
この写真の床やドアもプリントしたものを貼ってあります。
本物の木に比べ、汚れ防止・傷に強いなど機能性が高くなりました。
これらのプリント物は、
個性的で珍しく貴重な木の木目をプリントしてあります。
もし、これが本物であった場合、床やドアにはとても使えません。
なぜなら、使ったら、暴れてそったり、
曲がったりで材料として適していません。
昔であれば、避けていた木目なのです。
プリントだから、使える木・木目、という事です。
家をリフォームする場合、10年以上前に建てた家であれば、
ドアは、本当の木を使っていることが多いです。
今となっては貴重ですから、
ドアは生かす方向でリフォームされることをお勧めします。