2019年 08月 04日
実家のリフォーム12 オリジナルキッチンを作ろう |
はれ 33℃ 夜クーラーをON-OFF3日連続で寝不足
実家のリフォーム
驚きのbefore-afterが全くないのは
仕事柄、残念なことです・・
何かやりたい!という衝動に駆られるときもありますが
そもそも両親が50代で建てたので、
これからの自分たちの暮らしと
家族構成も、暮らし方もさほど違いがありません。
シンプルに基本に帰ると、結局こういう間取りよね・・と
落ち着くのです。
唯一違うのが、キッチンの使い方
これは、家を建てた頃からの私の構想を実現するものです。
(ふう~30年ぶり!、あの時は予算切れだったの)
『庭から入って、みんなで料理をするイメージ』
庭から出入りできるように、
屋根付きの「デッキ」と「たたき」を作ります
キッチンは調理室のような、
・フラット(一般にペニンシュラと呼ぶ)
・配膳スペース(作業スペース)を広く
現在、大阪の賃貸マンションの
ペニンシュラキッチンが使いやすいので、
これを参考に寸法を割り出して、
オリジナルキッチンを作ります。
オリジナルキッチンを作るという事は、
一つずつバラバラの部材を組み合わせるので、
寸法だけでなく、
シンクと水栓金具の位置(水が落ちる高さと位置)の検証も必要です。
前回7/23に帰省した時のキッチン打ち合わせで
工務店さん、設計士、造作家具屋(キッチン製作)さんとで
寸法の割り出しと
扉などの仕上げを検討しました。
扉材・色の選定について
私は、昔の海外のキッチン扉のように
ペイントしてある(塗装)扉が希望。
当初は突板で部屋のドアや床の色に準じたものでキッチンを、
とも思いましたが、
塗装は、木地が違うと同じ色を塗っても同じ色には仕上がりません。
前回の床の塗装の時と同じで、
これまた微妙に色調整が必要で時間がかかります。
それと、狭い空間に(≒11畳)に、木々していたら、
ちょっとくどいかな‥という思いから、
木以外の色を付けることにしたのです。
ペイントは、木の目をつぶしてべたに塗る方法で、
これは突板(本当の木を薄くスライスして貼ったモノ)を
使うにはもったいない(木の良さが出ない)ことは
重々承知
やはり、作り手側からも、
突板を目つぶしで塗装するのは材料がもったいない・・
との事で、メラミンかポリ合板を提案されました。
え?メラミン??と、思ったものの
大阪のキッチンもメラミンのつや有のホワイト
しかたないか・・と、アイカ工業「メラミン」サンプル帳をめくると
希望の色に近いものがあったので、
あっさり塗装はやめてメラミンに。
「丈夫」というだけで、自分に納得させました。
質感は塗装の方がいいに決まってます。
打ち合わせでは2㎝角の小さなサンプルだったので、
実物を確認するため、
8/1アイカ工業のショールームへ
キッチンの床・壁紙と、
キッチンのメラミン「抹茶」色サンプル
左の緑青のサンプルは、ショールで惹かれて、持ち帰り~
こうして並べて、
手持ちの食器や、コースター、テーブルクロスも並べて・・
チラチラ仕事の合間に眺めました。
やはり、メラミンなので光が当たっとき、
ぎょっとするぐらい発色して、
軽い感じになることも・・
結果、予定通り「抹茶色」に。
緑青は、
食器やテーブルクロスでアクセントで使うことにしました。
・・やっぱり悩みは出るモノ、
自分の好きなモノを並べてみて
どちらがアレンジパターンが多いか、考えます。
で、アレンジしていて気づいたことが。
私は、「抹茶色」が好きだという事。
手持ちの食器小物やコースターなど、
やたらとこの色のグラデーションです。
そういえば、10,20代はこの色が好きだった・・
昔の方が悩みがなく、好き嫌いがはっきりしています。
大人になると、頭で考えるから、本能が鈍るし、
インテリアコーディネーターをしていると
(色々な事例を経験するから、自分が好きなのかは別の話で)
配色としていいかどうか、スタイルとして有りかで判断し
自分の好みでなくても、
いいものはいい、素晴らしい配色!と、感激したりして
何が何だか分からなくなっています。
今回は自分の心地いい空間を作るのだから、
ここは『自分』が大切。
わからなくなったら、「昔に戻る」
10代後半から20代、
何も知らなくて、少ない経験値で選んでいたけれど、
50代後半、
結局は、その頃の好みに戻っています。
キッチンの寸法や機器選定は、次の機会に。
by kamiyatani
| 2019-08-04 22:03
| 紙屋谷(カミヤタニ)プロジェクト